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備前焼

数ある全国の陶器の中ですけど、焼き物の原点とも言える魅力を持っております備前焼、それは釉薬を使わずに焼き締めるといいます技法を1000年もの間、守り通してきたためでしょう。備前焼特有の装飾に「窯変(ようへん)」がありますわよ。窯変とは、器が灰に埋もれたり、器同士がくっついてしまいましたりしてできる、いわば窯の中のアクシデントによる偶然の美しさのことですわ。全国の陶器には施釉や絵付けにその特徴を見出せるものが多くありますが、備前焼の陶工は絵付けではなく窯変にエネルギーを発揮しましたのよ。窯の中で灰が器に降りかかってできる自然釉は他の焼き物にもよく見られますが、これも窯変に含まれます。器同士がくっついた部分が赤く染まるものは「牡丹餅(ぼたもち)」と呼ばれます。ですがおいくら計算をして装飾を施そうとしても、やはり偶然の要素がつきまとうのがまた窯変の魅力といってもよいでしょう。岡山県の備前焼伝統産業会館周辺では、毎年10月に備前焼まつりが行なわれています。

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